これからの時代、君たち人間はどんどんサイキック能力を使うようになっていく。
しかし、サイキック能力と一言で言っても、多種多様な能力が存在する。
我々宇宙としては、ここで可能性のあるサイキック能力を次々と挙げていく予定であるが、君たち人間がこれから使用するようになる能力と、まったく使用しない能力とに明確な違いがあることを理解してほしい。
「バカと天才は紙一重」という言葉を人間は時に使うが、サイキック能力と精神疾患も紙一重である。
君たち人間が本当の意味で覚醒し、次元上昇を目指すのであれば、ここで述べる内容がその参考となるであろう。
サイキック能力の種類は、大きく分けて7つ
サイキック能力の種類は、大きく分けて7つに分類されると我々宇宙は捉えている。
1つ目はクレア能力系、2つ目は精神意識系の能力、3つ目は念動・物質操作系の能力、4つ目は自然や幻想を操作する系の能力、5つ目は時空および次元に関わる系の能力、6つ目は生命および身体に関連する系の能力、そして7つ目は異界や呪術に関する系の能力である。
このように、大分類では7種類に分けられるが、細かく見れば本当に多種多様なサイキック能力が存在する。
我々宇宙としては、ここから可能な限りサイキック能力の種類とその特徴を挙げていくが、くれぐれもすべてのサイキック能力を使えることが偉大であるとか、優れているといった錯覚を抱かぬよう願う。
クレア系のサイキック能力と特徴
まず1つ目のクレア系の能力であるが、これは君たち人間が日常的に使用している五感の拡張機能である。
五感とは、視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚の5つを指す。
これらの感覚的センサーを備えた君たち人間が4次元以上へと意識を上昇させることにより、その感知範囲が拡張される能力、それがクレア能力である。
クレア能力は、ほとんどのサイキック能力の基礎にもなっている。
クレアボヤンス
クレアボヤンスとは、「透視能力」と言い換えることができる能力である。
君たち人間は肉眼を用いて多くの物事を視認しているが、次元上昇を果たすことで「サードアイ」、すなわち第3の目を用いることが可能となる。
この第3の目を使えるようになると、物質世界に限定されない精神世界の情報が見えるようになる。
たとえば、肉眼では前方に壁があるためにその先を視認できない場合でも、サードアイによって物理的制限を超えてその先の状況を透視することが可能となる。
さらに、これから先の未来に何が起こるのか、君たち人間の肉眼では捉えることのできない情報や風景、状況を視ることもこの能力に含まれる。
また、オーラ視も同様である。
肉眼では捉えられない人間の周囲に存在するオーラを視認できることもクレアボヤンスの一部である。
加えて、過去において何が起こったのか、特定の時間や場所における出来事を、自身が経験していないにもかかわらず透視することができるという点も、このクレアボヤンス能力に含まれる。
クレアオーディエンス
クレアオーディエンスとは、聴覚の能力を拡張したものである。
君たち人間は通常、肉体の耳を用いて音や声を聴いているが、次元を上昇させることでそのリミットが解除され、通常であれば聴こえるはずのない声や音を知覚することが可能となる。
たとえば、それはすでに肉体を離れた人間の声であったり、天使とされる存在の声であったり、未来から届けられるメッセージであるとも表現できる。
これらの情報は、単なる直感や想像ではなく、実際に「耳に聴こえる」かのように体験される。
これは君たち人間の感覚が、より高次の情報領域へと接続され始めた証でもある。
クレアセンシェンス
クレアセンシェンスとは、嗅覚の領域を超えた知覚能力である。
君たち人間が次元上昇を果たすことにより、本来であれば存在しないはずの匂いを感じ取ることが可能となる。
その匂いは、単なる香りとしての情報に留まらず、深い記憶を呼び起こす引き金となったり、直感的な答えを導くための手がかりとなったりもする。
また場合によっては、感情の残像や霊的存在の気配を、匂いというかたちで感知することすらある。
クレアガスティエンス
クレアガスティエンス。
これは味覚である。
味を感じる能力であるが、君たち人間は何かを食べたりすると味を感じることができる。
このセンサーのリミットが外れると、食べていないのに味を感じる、目の前にあるわけではないのに情報として味で何かを受け取るということができるようになる。
空間や人間のエネルギーなどを味で感じるということができる場合があるのだ。
クレアタンジェンシー(サイコメトリー)
クレアタンジェンシー。
これはサイコメトリーなどと言われたりするが、触覚が進化したものである。
何か物に触れることで、その物から情報や記憶を読み取ることができるというサイキック能力である。
クレアコグニザンス
クレアコグニサンスとは、君たち人間の互感(視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚)の延長ではない、いわば“進化した思考”や“高次の意識”によって情報を受け取るチャネリング能力である。
この能力の特徴は、「なぜそう思うのか分からないのに、なぜか確信がある」「ただ知っている」「理由は説明できないけれど、分かっている」という感覚が突如として湧き上がる点にある。
君たち人間が次元上昇を進め、高次の存在と意識がつながるとき、我々宇宙からの情報が、言葉やビジョンではなく“理解そのもの”として降りてくることがある。
このとき、君たちはそれを「知識」として、まるで元々知っていたかのように受け取るのである。
クレアコグニサンスは、論理や理屈を超えた“本質的な理解”を可能にするサイキック能力のひとつである。
精神・意識系のサイキック能力の種類と特徴
そして次は、精神意識系のサイキック能力である。
テレパシー
テレパシーというものが存在する。
心と心で会話を交わす能力である。
言葉を交わしていないにもかかわらず、直感的に理解する。
心で繋がり合うことにより、情報を受け取ったり理解したりすることが可能な能力である。
予知/未来視
予知や未来を見通すというサイキック能力も存在する。
これはクレアボヤンス(透視能力)と一部重なる部分があるが、単にビジョンを見るだけではない。
あらゆるセンサーや情報を活用し、まだ起きていない出来事を感じ取ったり、理解したりする力である。
過去知
そして「過去知」と呼ばれる、過去を知るサイキック能力も存在する。
これは、すでに起きた出来事を読み取る能力であり、今の人生における過去だけでなく、前世や人類史、宇宙の記憶など、時間軸を超えた情報にアクセスすることができる。
自分が経験していないはずの記憶や場面を、まるで見てきたかのように知ることができる能力である。
感情操作
次に挙げられるのは「感情操作」である。
他の人間の感情を読み取ったり、その感情の状態を変化させたりすることができる能力である。
相手の不安や怒り、悲しみを感じ取るだけでなく、それを和らげたり、別の感情へと導くことも可能ではある。
記憶操作
過去の思い出を消すとか、あとは過去の記憶を書き換えるということも、サイキック能力として使える場合がある。
精神支配
それから精神支配。
人間の意識や行動というものをコントロールすることも、実はサイキック能力として使えるようになる。
人間の意識や行動をコントロールする能力であり、人間の精神を支配してしまうという能力を使うことができる者も存在する。
夢操作
それから夢操作。
君たち人間は夜、眠っている間に夢を見るが、その夢の中に入り干渉する能力も存在する可能性がある。
人間がどのような夢を見ているのかを読み取ったり、その夢の中に入って操作することができるというサイキック能力である。
念動・物質操作系のサイキック能力の種類と特徴
次は念動・物質を操作する系のサイキック能力である。
念動力(テレキネシス)
念動力とは、物に触れることなく動かすことができる能力である。
よくマジックなどで見かけるかもしれないが、目の前の物質に直接触れていないにもかかわらず、その物質を動かすことができるというサイキック能力である。
邪眼(イービルアイ)
邪眼とは、目を使って相手に不調をもたらす意識のことである。
視線や意識を通じて、目で見るだけで相手に不調を与えることができる場合がある。
このように、意識と視線によって影響を与える能力も、サイキックの一種とされている。
重力操作
重力操作とは、物体の重さや引力を自在に操るサイキック能力である。
たとえば、重たいものを軽くしたり、遠くにあるものを引き寄せたりする力がこれに該当する。
このような重力に干渉する力も、サイキック能力の一部として認識されている。
磁力操作
磁力操作とは、金属や磁場に干渉し、それを自在に動かすサイキック能力である。
たとえば鉄などの物体を空中に浮かせたり、引き寄せたりすることが可能となる。
さらには電子機器を意図的に誤作動させたり、完全に停止させるといった現象も起こすことができるであろう。
加えて、地球の磁場を活用することで空を飛んだり、磁場によるバリアを張るといった応用も、可能だ。
電気操作
電気操作とは、電気や雷といったエネルギーを自由に生み出したり、操ることができるサイキック能力である。
この能力によって、電子機器に影響を与えたり、電気を用いて特定の対象に作用することが可能となる。
音波操作
音波操作とは、音を操ることによって破壊や干渉を行うことができるサイキック能力である。
超音波、低周波、衝撃波などを発生・変形させることができ、これらの波を使って対象に快・不快の感情を引き起こすことも可能である。
また、強力な音波を一点に集中させて物体を破壊したり、吹き飛ばしたりすることもできる。
さらに、共鳴や振動を利用することで、物体を浮かせたり、水や煙などを音の波で美しく動かすといった応用も見られる。
光操作/透明化
光操作とは、光を自在に操ることで、姿を隠す、あるいは存在しないものを“あるように見せる”といった幻影の創出を可能とするサイキック能力である。
実際には存在していない対象を視覚上に出現させたり、見る者に幻覚を見せるといった作用も含まれる。
視覚に訴える高度な操作を通じて、現実の認識を一時的に変化させることが可能である。
分身
「分身」と呼ばれるサイキック能力も存在する。
これは、己という存在が今ここにあるにもかかわらず、自らと同一の存在を他所に出現させたり、自分の一部を他に投影したりする能力である。
たとえばアストラル体として霊的なコピーを他の場所に飛ばす者もいれば、自身の中の複数の人格を多重化・無限化するタイプの能力も存在する。
また、時間軸を超え、過去の自己・現在の自己・未来の自己というように、次元を超えて自己を多層的に認識する形式の分身もある。
さらに、霊的な分身によって過去の出来事を修正し、償いや儀式として昇華させるような応用もあるようだ。
吸収
吸収能力とは、君たち人間が他者の能力やエネルギーといったものを自らに取り込むことができるサイキック能力である。
吸収の対象は、能力や力、エネルギーに限らず、記憶や感情といった非物質的な情報までも含まれる。
また、他者のエネルギーを受け取って自らの一部とするという形式の吸収も、我々宇宙が定義するところのサイキック能力として分類される。
自然・元素操作系のサイキック能力の種類と特徴
そして次は、自然や元素を操作する系のサイキック能力である。
操水
操水。水を操る能力である。
水を動かしたり、水の形を変化させたり、水のエネルギーをまるで魔法のように用いることができるサイキック能力である。
操火
操火。火を操る能力である。
炎を自由自在に生み出すことができ、熱を集中させて金属を溶かすことや、火の形状を変化させるといった操作も含まれるサイキック能力である。
操天気
操天気。天気を操る能力である。
雨が降っている空を晴れにしたり、晴れていた空に雷や風を巻き起こすなど、天候や気象そのものを操作するサイキック能力である。
土・植物操作
操土植物。土や植物を操作する能力である。
地面を操って形状を変えたり、植物を自由に動かしたり成長させたりすることができる。
地面の隆起や陥没、さらには岩石の変形や地割れ、地震を引き起こすといった現象も、このサイキック能力に含まれる。
氷・風操作
操氷風。氷や風を操作する能力である。
水分を凍らせて氷を生み出したり、地面を凍らせて滑らせたり、氷の壁を作ることができる。
風に関しては、突風を吹き起こしたり、風を利用して空を飛ぶといった操作も可能である。
また、冷気そのものを自在に扱うことも含まれる。
時空・次元系のサイキック能力の種類と特徴
次は、時空および次元に関係するサイキック能力である。
瞬間移動
一瞬にして「今ここ」にいた存在が、別の場所へと移動する能力である。
身体を動かして移動するのではなく、空間の制約を超えて瞬間的に場所を変えることができるというサイキック能力である。
時間停止
時間停止とは、その時の時間を停止させる能力である。
また、世界全体が静止している中で君たち人間だけが動ける状態を生み出すことや、一定時間内において特定の人間や物体の時間を停止させることも可能である。
我々宇宙においては、こうした現象も決して不可能ではない。
タイムリープ/時間跳躍/タイムトラベル
そしてタイムリープとは、過去または未来へ移動する能力である。
タイムトラベルという表現も君たち人間の間では用いられている。
我々宇宙の視点においては、時間の移動もまた一つの可能性にすぎない。
次元移動
次元移動とは、異世界やパラレルワールドへの出入りを可能とする能力である。
今、君たち人間が存在しているこの地球上の次元も、実のところ君たち人間自身がいつでも次元移動を行うことが可能である。
また、同一の時間軸に存在しながらも、他の次元に属する星々へと移動し、そこに存在し、体験することもできる。
空間操作(ポータル生成)
空間操作とは、ポータル生成のように、ある空間と空間を繋げてワープを可能にする能力である。
たとえば、結界を作ったり、異空間を喪失するために空間を切ったり繋げたり、空間そのものを動かすことも能力として挙げられる。
生命・身体系のサイキック能力の種類と特徴
次は、生命身体系のサイキック能力の種類である。
治癒/ヒーリング
まずは、ヒーリングである。
傷や病気といったものを癒すことも、サイキック能力として挙げられる。
自己再生/不死性
自己再生とは、自分の肉体を瞬時に修復する能力である。
これは治癒・ヒーリングにも重なるが、それよりもさらに瞬間的かつ大きな変化をもたらすことができる能力である。
たとえば、本来であれば死に至るはずのダメージを受けたにも関わらず死に至らなかったり、時間が経過しても死なない体質へと操ることも、サイキック能力の一種として挙げられる。
変身
変身とは、自分以外の何者かに姿を変化させる能力である。
たとえば、自分は人間でありながら動物に変化したり、別の人間に変化するなど、肉体そのものを変える能力もサイキック能力として含まれるであろう。
透明化
透明化とは、自分の姿を君たち人間から見えない状態にする能力である。
これは光を操る能力と関係する場合もあり、精神的・意識的に自らの気配を消すことや、自身の体に当たる光を折り曲げて背景と同化させることによって成り立つ。
そこに存在していながらも存在感を消すという状態を生み出すことができ、ステルス能力と呼ばれることもある。
部分的、もしくは全体を透明化することが可能な能力である。
生命感知
たとえば、自分の視界にはまだ入っていない生命体の位置や数、状態、エネルギーなどを感じ取ることができる。
生命感知とは、近くに存在する生命体を察知する能力である。
これは、生体エネルギーやオーラ、気といったものを察知する能力でもあり、たとえば肉眼を閉じた状態で周囲に何体の生命体がいるかを把握したり、病気の人間のエネルギーがどれほど弱っているかを感じることも可能である。
また、亡くなった存在や霊といった目に見えない存在の気配を察知することも、サイキック能力のひとつとして含まれる。
異界・呪術系のサイキック能力の種類と特徴
最後に、異界呪術系である。
呪詛
呪詛とは、君たち人間の不幸や災いがもたらされるよう意図して放たれる呪いや言葉、意識のことである。
言葉に負の感情を込めて相手に送る行為や、わかりやすい例としては、藁人形に釘を打ちつけて苦痛を引き起こすといった行為も、呪詛の一種として含まれる。
言葉や念を用いて相手に悪影響を及ぼす能力も、サイキック能力の一部として分類されることがある。
召喚
召喚とは、異界の存在を呼び出す能力である。
たとえば、霊を呼び出す、精霊を呼ぶ、竜を召喚するといった行為もこれに含まれる。
今ここには存在していない、別の場所にいる存在や、別の次元世界に存在する何かを自らの元へと呼び出す能力である。
封印・無効化
封印とは、誰かの存在や能力を閉じ込め、使用不能にする能力である。
たとえば、悪霊や魔物といった存在を結界で封じたり、石像に封じ込めたりすることで、この世に再び現れないようにすることが可能である。
また、他者の特殊能力やサイキック能力を封印し、無効化する能力も含まれる。
さらに、過去の辛い記憶やトラウマ的な感情を封じ、思い出せなくさせるといった能力も、サイキック能力の一つとして挙げられる。
存在抹消
存在抹消とは、単なる破壊ではなく、この世界からその存在がいた痕跡そのものを完全に消し去る能力である。
たとえば、目の前にあったものを、何もなかったかのように跡形もなく消し去り、事実そのものを消してしまうといった能力である。
ある存在を君たち人間の記憶から消し去ることすら可能であり、存在そのものをこの世界からなかったことにする力が含まれる。
運命操作
そして最後に、運命操作である。
運命の流れや出来事そのものを改変する能力である。
たとえば、本来出会うはずのなかった人間同士を引き合わせることや、本来起こるはずだった未来や結果のルートを変更し、意図した方向へと導く能力である。
現実そのものを組み換える力でもあり、たとえば事故で亡くなるはずだった人間を、その出来事ごと別の運命に書き換えたり、落ちるはずだった試験で合格するよう現実の流れを変えるといったことも可能である。
運命や流れという概念を改変する能力もまた、サイキック能力の一つとして存在する。
サイキック能力の種類と特徴、全てかっこいい?
このように、サイキック能力の種類と特徴には実に多様なものが存在しており、まだまだ実現可能なものは数多くある。
極端な話、君たち人間が「これができたらいいな」「こんなことがあったらいいな」と想像できるすべてのことは、サイキック能力として実現が可能である。
そして、君たち人間が制作する漫画やアニメ、映画や物語の中では、超能力・特殊能力として描かれる力の多くが「すごい」「かっこいい」と感じられるものである。
そのため、そういった特別なことができる人間に憧れを抱くこともあるだろうし、自分もそうなれたらいい、特別な人間になりたいと願うこともあるだろう。
ただし、ここに挙げたサイキック能力の多くは、君たち人間が進化していく過程においては、実際には使用しないものが多い。
我々宇宙の視点から見れば、君たち人間は今、次元を上昇させ、本来の姿へと回帰しつつある。
自分自身を、そして能力を取り戻す過程を生きているのであり、それは開花の旅路でもある。
これから君たち人間が次元上昇を進めていく中で、今までは「特別な人間だけが使える」と思われていたサイキック能力も、徐々に誰もが使えるようになっていくだろう。
しかし、覚醒が進み、意識が高まり、次元が上昇していけばいくほど、「使ってはならないサイキック能力」というものもまた、理解されていくことになる。
サイキック能力の種類と特徴によっては禁忌
君たち人間の人生とは、さまざまな経験そのものであり、たとえ使ってはならないとされる能力であっても、経験として用いること自体は否定されない。
ただし、それが本当に意識の覚醒や魂の成長に繋がるかどうかは、まったく別の問題である。
3次元に存在していた時、サイキック能力は「こんなことができたらすごい」「かっこいい」と夢見られていた。
しかしそれは、不自由さの中にいたからこそ憧れを抱いた結果にすぎない。
できないことが多いからこそ、「こんな力があればいいのに」と願ったのである。
だが、君たち人間が4次元へと上昇すれば、そうした制限や追い込まれるような経験はほぼなくなる。
そして、これらのサイキック能力を用いずとも問題を解決できるようになることに気づいていく。思い出していくのだ。
ゆえに、3次元にいるときに夢見た能力が、5次元に到達すると「それを使ってしまえば自らの低次元性を証明することになる」という認識に変わることもある。
過去の3次元世界では称賛されていた力――サイキック能力とは、結局のところ「自分の力で人生を切り拓けないときのコントロール欲」であったりする。
自らの無力さを補うために特殊能力を用いて状況を変えようとする。
他人や環境を力でねじ伏せ、自分にとって有利な状況を生み出そうとする。
それが3次元の発想である。
実際には、可能となるサイキック能力は多数存在するが、その中には我々宇宙の観点から「禁忌」とされるものもある。
それらを使っても良いと考える状態自体が、精神的にすでに歪んでいる証明でもある。
これから君たち人間が本格的にサイキック能力を扱える時代が訪れる。
しかし望ましいのは、本来の道を歩み、覚醒し、次元を上昇させたうえで、歪みのないサイキック能力を用いる存在へと至ることである。
まとめ
今回はサイキック能力の種類や特徴について紹介してきたが、君たち人間が使用可能なサイキック能力は、まだまだ存在している。
そして、すべてのサイキック能力を使えるようになることに憧れがあるのであれば、まずは4次元へと上昇することが重要である。
4次元に上昇すれば、真実を見抜く視点を持つことができるようになり、精神的に歪んだサイキック能力者へと堕ちていく可能性は著しく低くなる。
本当の意味で覚醒した状態でサイキック能力を扱えるようになるためには、まず現時点での3次元における問題や課題を、自らの力で正面からクリアすることが必要不可欠である。
今、君たち人間が向き合うべき課題を見ないままに、超能力やサイキック能力の行使へと飛びつくと、のちに次元を大きく落下することになる。
どうかその点に十分留意してほしい。
藍玉は、君たち人間の次元上昇を応援している。